モーツアルトの2台のフォルテピアノのための協奏曲は、2005 年2月にブリュージュのコンセルトヘボウにて師匠インマゼール氏（第2フォルテピアノと指揮）アニマエテルナオーケストラと録音しました。モーツアルトイヤーに発売されたこのCDは世界で実に数多くの賞を頂き、ラジオはもちろん、各国の音楽図書館にCDが購入所蔵されているほか、レコード会社の合併も含め4度再発売されています。録音に先立って、2005年にベルギーツアー、2006年にスペイン横断ツアー、そして、2013年には久々にベルギー（ブリュッセルとブリュージュ）、ポーランド（ワルシャワのフイルハーモニー大ホール）、フランス（ディジョンのオペラ座大ホール）ツアーでも演奏しました。2013年5月10日のブリュージュコンセルトヘボウでのコンサートのライヴが、（有料テレビチャンネルを経て）この度無料公開されました。
コンサートの始めは交響曲、アンドレア・ローラン・ブラウンさんによるアリア集（直前にサンドリーヌ・ピオーさんのキャンセルで急遽代役として抜擢された）どれも素晴らしい演奏で、ツアーを通して私自身の出番を待ちながら、舞台横で聴き入っていたものです。
画面からもお分かりいただけるように、一瞬一瞬のオーケストラ、パートナーのインマゼール氏とのコラボレーションのあの熱さが私の中でも凝縮された幸せな思い出として胸に焼き付いており、本当に素晴らしい舞台を頂いたことを光栄に思っています。（そして、この時は私の2人の娘達もブリュージュ公演に同行して、ホールで聴衆に混ざって聴いてくれていたということも嬉しい思い出です）
どうぞご覧ください！
Yoko Kaneko ピアニスト金子陽子 